Linux環境にインストールされている「デヂエ」をバージョンアップします。
- バージョンアップ作業は、ユーザーから製品へのアクセスが行われない状態で行ってください。
- 「(インストールディレクトリ)/dze/page」は、バージョンごとに書き換えられるため、バックアップする必要はありません。
「(インストールディレクトリ)/dze/page」ディレクトリには、製品のテンプレートファイルが格納されています。バージョンアップ後に旧バージョンのテンプレートファイルを戻すと、正常に動作しない可能性があります。バージョンアップ後は、「(インストールディレクトリ)/dze/page」ディレクトリを戻さないようにしてください。
- お客様の利用形態により、インストーラーおよびインストール方法が異なります。利用形態を確認し、該当するインストーラーをダウンロードしてください。
- Office 10とユーザー情報連携をする場合は、必ずデヂエをバージョン 8.1.0以降にしてから連携してください。
古いバージョンのデヂエでは、Office 10とユーザー情報を連携できません。
詳細は、次のよくあるご質問を確認してください。
最新版の「デヂエ 8」/「サイボウズ Office 8 plus デヂエ」にバージョンアップします。
- リモートサービスを使用している場合は、製品のバージョンアップ後にリモートサービス側の利用製品を更新する必要があります。
製品のみバージョンアップすると、リモートサービス経由でアクセスした場合に、画像やアイコンが表示されなくなる場合があります。
- Office 10とユーザー情報連携をする場合は、デヂエのインストールディレクトリが半角であることを確認してください。
ディレクトリに全角が含まれているとユーザー情報を連携できません。
- ユーザーの「デヂエ」へのアクセスを一時的に中止する
データベースファイルの破損を防ぐために、「デヂエ」でメンテナンス時間を設定するか、ユーザーから「デヂエ」へのアクセスが行われない状態でバージョンアップを行ってください。
- 「デヂエ」のデータファイルをバックアップする
バージョンアップの直前には必ず、データファイルのバックアップを行ってください。
バックアップの対象となるデータは、次のとおりです。
- (インストールディレクトリ)/dze/data/
- (インストールディレクトリ)/dze/file/
- 「デヂエ 8」を上書きインストールする
新規にインストールする場合と同様の手順(手順2~8)を実行してください。
バージョンアップ前の製品を使用している環境のインストール識別子/CGI ディレクトリを設定します。
- 「Y」を入力し、Enter キーを押す
バージョンアップを中止する場合は、「Q」を入力してEnterキーを押し、インストールを中止します。
指定したディレクトリには、旧バージョンの製品がインストールされています。
サイボウズ(R) デヂエ 8 をインストールすると、これらの製品は使用できなくなります。
サイボウズ(R) デヂエ 8 をこのディレクトリにインストールしますか?
[Y](インストール) / [N](インストール識別子を変更) / [Q](インストールを中止) :
|
- 引き続き、「デヂエ 8」を上書きインストールする
新規にインストールする場合と同様の手順(手順9~12)を実行してください。
バージョンアップ前の製品を使用している環境のドキュメントルートディレクトリ/Webサーバーの実行ユーザー名を設定します。
- メンテナンス時間を解除する
メンテナンス時間の解除の操作は、手順2と同じWebブラウザーで行ってください。
- 動作を確認する
Webブラウザーを起動して「デヂエ」にアクセスし、次の項目を確認してください。
- 正常に動作する
- バージョンアップ前のデータを、正常に閲覧/表示できる
- ログイン画面下部のバージョン番号が、最新のバージョンになっている