データをリストアする

バックアップデータ(クライアント証明書「R*******.zip」、「user.pfx」、「data」)を利用し、データの復旧を行います。
バックアップデータとは、バックアップしたディレクトリーとファイルを指します。詳細は、バックアップするディレクトリーとファイルを参照してください。

Steps:
リストア先のリモートサービスマネージャーを停止します。
詳細は、リモートサービスマネージャーを停止する方法を参照してください。
利用中のサーバーのリモートサービスから、別のサーバーにインストールしたリモートサービスマネージャーにデータをリストアする場合は、バックアップ元のリモートサービスマネージャーも停止します。
リストア先の次のディレクトリをリネーム、または削除します。

「RelayClient.properties」は、ここでは削除やリネームをしないでおきます。
クライアント証明書「R*******.zip」と「user.pfx」が存在しない場合は、「data」ディレクトリーのみリネーム、または削除します。

  • Windows環境でのリネームの例:
    • クライアント証明書(リモートID.zip)
      • リネーム前:(インストールディレクトリ)\conf\R*******.zip
      • リネーム後:(インストールディレクトリ)\conf\R*******_backup.zip
    • user.pfx
      • リネーム前:(インストールディレクトリ)\conf\user.pfx
      • リネーム後:(インストールディレクトリ)\conf\user_backup.pfx
    • (インストールディレクトリー)\data
      • リネーム前:(インストールディレクトリ)\data
      • リネーム後:(インストールディレクトリ)\data_backup
バックアップファイルをリストア先に配置します。

インストールディレクトリ配下に配置します。

  • Windows環境で配置する場合の例:
    • バックアップファイル「\conf\R*******.zip」:
      (インストールディレクトリ)\conf\R*******.zipとして配置
    • バックアップファイル「\conf\user.pfx」:
      (インストールディレクトリ)\conf\user.pfxとして配置
    • バックアップファイル「\data」配下すべてのデータ:
      (インストールディレクトリ)\dataとして配置
RelayClient.propertiesに記載されている項目の値を確認します。

次のファイルを開きます。

  • リストア先のインストールディレクトリのRelayClient.properties
    • Windows環境の場合:
      (インストールディレクトリ)\conf\RelayClient.properties
  • バックアップ元のRelayClient.properties

RelayClient.propertiesに記載されている項目の値を確認します。確認する項目は、次のとおりです。

  • SecuritySyncIntervalMinutes
  • ServerPort
  • ServerAddress
  • DispatcherWorkerThreadCount
  • TimeOutSec
  • SsoCookie

項目の値が異なっている場合は、バックアップ元のRelayClient.propertiesの値を、リストア先のインストールディレクトリのRelayClient.propertiesの値にコピーします。

  • 確認する値の例:
#Tue Jan 28 13:52:45 JST 2014
SecuritySyncIntervalMinutes=30
Version=3.1.x
ServerPort=443
ClientID=139088*******
ServerAddress=remote2rc.cybozu.co.jp
DispatcherWorkerThreadCount=15
TimeOutSec=120
SsoCookie=CB_CLOGIN,CB_PLOGIN,CB_OPENAUTH
RegistServiceName=cbrc
Linux環境の場合は、ディレクトリーとファイルのアクセス権を設定します。

リストア先で、次のアクセス権が適切に設定されていることを確認します。

  • dataディレクトリ:755
  • リモートID.zip:644
  • user.pfx:644
  • data配下のすべてのデータ:664、または644
必要に応じて、リストア先に、最新版のリモートサービスマネージャーを上書きインストールします。

次のいずれかの条件に該当する場合、リストア先に最新版のリモートサービスマネージャーを上書きインストールします。

  • バックアップ元とリストア先のリモートサービスマネージャーのバージョンが異なる場合
  • サーバー移行を伴っている場合

上書きインストールする方法は、次のページを参照してください。
Windows環境でバージョンアップする
Linux環境でバージョンアップする
サーバー移行を伴っていない、かつ、バックアップ元とリストア先のリモートサービスマネージャーのバージョンが同一である場合は、リストア先に、最新版のリモートサービスマネージャーを上書きインストールする必要はありません。Step 7に進んでください。

リストア先のリモートサービスマネージャーを再起動します。
詳細は、リモートサービスマネージャーを再起動する方法を参照してください。
バックアップ元のリモートサービスマネージャーも、必要に応じて再起動します。
Webブラウザーを起動して、リモートサービスマネージャーにアクセスし、動作確認をします。

次の項目を確認します。

  • リストアしたデータを、正常に閲覧または表示できる。
  • 正常にデータを登録または変更できる。