誤って必要なデータを削除してしまったときや、サーバーマシンの故障、バージョンアップ時などに備え、リモートサービスマネージャーのデータをバックアップすることを推奨します。
データの破損や、誤操作によるデータの削除が発生しても、バックアップデータを使って、事故が起こる前の状態に戻すことができます。
ここでは、手動で行うバックアップの方法を説明します。
- サーバーマシンのハードディスクが故障すると、サーバーマシン自体が使えなくなります。この場合、リモートサービスマネージャーのデータをバックアップしていても、すぐにリモートサービスを使える状態に復旧できません。
スムーズにシステム全体を復旧するためにも、システム全体のバックアップが取れる専用ソフトのインストールや各種ドライバの設定、予備のサーバーマシンの準備もご検討ください。
次のディレクトリーと配下のファイルをバックアップします。
- (インストールディレクトリー)\conf以下の次の3ファイル
- クライアント証明書(リモートID.zip)
- RelayClient.properties
- user.pfx
※リモートID.zip がない場合は、user.pfx と RelayClient.properties のみバックアップします。
- (インストールディレクトリー)¥data以下のすべてのデータ
Windows環境
インストールディレクトリーが「C:\Program Files\Cybozu\cbrc」の場合の例です。
- C:¥Program Files¥Cybozu¥cbrc¥conf¥R*******.zip(R******* はリモートIDです。)
- C:¥Program Files¥Cybozu¥cbrc¥conf¥RelayClient.properties
- C:¥Program Files¥Cybozu¥cbrc¥conf¥user.pfx
- C:¥Program Files¥Cybozu¥cbrc¥data
Linux環境
インストールディレクトリーが「/usr/local/cybozu/cbrc」の場合の例です。
- /usr/local/cybozu/cbrc/conf/R*******.zip(R******* はリモートIDです。)
- /usr/local/cybozu/cbrc/conf/RelayClient.properties
- /usr/local/cybozu/cbrc/conf/user.pfx
- /usr/local/cybozu/cbrc/data
ファイル構成の詳細は、次のページを参照してください。
- 2.0.4以前のバージョンの場合は、次のデータをコピーします。
(インストールディレクトリー)\conf以下のすべてのファイルとディレクトリー
バックアップするディレクトリーとファイルを、外部の媒体(磁気テープ、CD-R、MO、別のハードディスクなど)に手動でコピーしてバックアップします。
- データのバックアップ作業は、ユーザーがリモートサービスを利用しない時間帯に行ってください。
- 必要なデータをコピーし、外部媒体などにバックアップする